新型コロナウイルス感染症による影響で、『Nintendo Switch本体』や周辺機器、そして『リングフィット アドベンチャー』の生産・出荷に遅延が発生していることを任天堂(韓国・香港・台湾でも同様の発表あり)が正式に認め、2月初めに謝罪文を公式サイトに掲載しました。
その発表以降(あるいは前後)、日本と同じく香港でも『リングフィット アドベンチャー』の価格が高騰しているとお伝えしたばかりですが、中国や香港などで価格が上がっているのはやはり事実のようです。
ゲーマーからは「2020年に最も投資すべき資産運用商品」などと冗談交じりに呼ばれ、転売も横行してますが、この原因はもちろん新型コロナウイルスによる肺炎の影響になります。
中国・中華圏では1月25日から旧暦の正月が始まり、多くの人がこれまでになく家にこもりました。
そして「ダイエット」という永遠のテーマと相まって『リングフィット アドベンチャー』の人気が過熱し、多くの人が求める事態になったようです。
昨年10月の発売直後は約500-600元(1元は約15.9円)ほどで売られており、その後は700-800元で落ち着きました。
しかし、新型コロナウイルスの感染が拡大すると人々が家から出なくなったことで価格が上昇し、淘宝(タオバオ)では1700元前後、京東プラットフォームでは2千元に迫り、元の価格のほぼ3倍になっているとのこと。
以下、人民網日本語版より。
今回の新型肺炎で、このゲームが再び大ブームになると事前に予想した人はほとんどいなかった。だが、爆発的に跳ね上がった価格がその人気の高さを物語る。昨年10月に発売直後は約500-600元(1元は約15.9円)ほどで売られており、その後700-800元で落ち着いた。しかし感染が拡大すると、家でのエンターテインメントは限られるため、価格が急上昇した。今は淘宝(タオバオ)では1700元前後、京東プラットフォームでは2千元に迫り、元の価格のほぼ3倍になった。北京華冕遊戯のカスタマーサービスのスタッフは取材に対し、「今回の価格上昇の動きは先月に始まり、約1ヶ月で、当社のネット店舗で2千台以上を売り上げた」と話した。
上がり続ける価格に加え、プレイヤーが次々とゲームの評価をしたこともあって、このゲームは一時、ゲーム界のホットな話題になった。上海市のゲーマーである彭瓊さんは取材に対し、「1月末から現在まで、ほぼ毎日『リングフィットアドベンチャー』をしている。自分は去年10月に最も早く購入したプレイヤーの一人だが、仕事が忙しくて、ゲーム機はこれまでずっと家の中でほこりをかぶっていた。新型肺炎で毎日家にこもるようになったので、この時間を利用してプレイしている。一般的なフィットネスアプリよりも長く続けられるとは予想外だった」と話した。
北京華冕遊戯のスタッフは取材に対し、「今回の価格上昇の動きは先月に始まり、約1ヶ月で、当社のネット店舗で2千台以上を売り上げた」と話すなど、今では非常に高い需要があるようです。
情報源:人民網日本語版