任天堂の君島達己社長が毎日新聞のインタビューに応じ、「Nintendo Switch」の勢いについて語りました。
以下、毎日新聞より。
--スイッチの販売台数は大ヒットしたウィーを超えますか。
◆地域によって差はあるが、世界全体ではウィーに匹敵する勢いだ。長時間遊べる据え置き型ゲーム機が、家の中のどこにいても、外に持ち出しても遊べる点が非常に受けたと思う。任天堂のゲームが本当に好きで、早くから買いたかった人にはほぼ行き渡った。
--この勢いは続きそうですか。
◆我々のソフトはファミリー層向けが中心。今後は我々が作っていない分野については他社ソフトを充実させ、お客さんの層を広げていく。他社からもっと面白いゲーム機が出るかもしれないので、新しい遊び方を考えていかないとすぐに勢いは止まってしまう。
--ゲーム業界は浮き沈みが激しいと言われています。
◆どんなに良いものもいつかは忘れ去られる。任天堂のビデオゲームの歴史はまだ三十数年。今後、技術の進歩によって、お客様に驚きを届ける方法は変わっていく可能性がある。(収益を)平準化していくには常に独自のアイデアを持つことが大事だ。
君島社長はSwitchの販売台数について、「地域によって差はあるが、世界全体ではウィーに匹敵する勢いだ。」と話しました。
2006年に発売した「Wii」は1億163万台を販売した大ヒット商品になっていて、この台数を超えるかに注目されています。
先日には、米任天堂から「Nintendo Switch」の販売スピードがWiiを上回り、米国の歴史の中で最も売れたゲーム機になったことが発表されており、現時点でのセールスは非常に好調のようです。
今後も勢いを持続できるかについて君島社長は「任天堂のソフトはファミリー層向けが中心。」と話し、これまでのスタンスと変わらないことを述べています。
また、ファミリー層以外のゲームについて「他社ソフトを充実させていきたい。」という考えを示しています。
インタビュー全文は下記からチェックできます。
⇒任天堂 「スイッチ」で勢い回復 9年ぶり増収見込む