台湾での4月の日本向け輸出額が19億7000万米ドル(約2115億円)に達し、4月単月として過去最高を更新したと台湾の財政部(財務省)が発表しました。
前年同月比17.5%の増加に。
その主な理由は、「Nintendo Switch」の人気の高まりで台湾の半導体メモリーの受注が大きく増加したためです。
ROMの主要供給元である旺宏電子は、4月の営業利益が前年同期比64.4%増加の34億2800万台湾元に達したと発表し、4月としては過去最高になったとのことです。
外出の規制や自粛の広がりを受け、需要が急増している「スイッチ」。同機に使われている半導体メモリー、ROMの主要供給元、台湾の旺宏電子(マクロニクス)は、4月の営業利益が前年同期比64.4%増の34億2800万台湾元(約124億円)に達したと発表。4月として過去最高となった。
財政部統計処の蔡美娜処長は、新型コロナで「巣ごもり消費」が活発になっていることに言及し、下半期の購買ニーズの高まりが例年より早く到来する可能性があると指摘。その場合、第3、4四半期には反動で消費が低迷する恐れがあり、見通しは不透明だとの考えを示した。
出典:中央社フォーカス台湾