Nintendo of Americaのダグ・バウザー社長がThe Vergeのインタビューに登場して、発売日が2025年6月5日に決定した「Nintendo Switch 2」について話しました。
以下、The Vergeより。
米国では「Nintendo Switch」は希望小売価格299.99ドル(国内での希望小売価格は税抜29,980円)でデビューしましたが、「Nintendo Switch 2」の米国での希望小売価格は449.99ドルと、当時と比較して値上がりしています。
値上げの要因の一部として、トランプ政権の関税をめぐる混乱が続いているためではないかと推測する人もいます。
しかし、ダグ・バウザー氏は、The Vergeのインタビューで以前の関税がゲーム機の当初の価格に直接影響したわけではないと述べたとのこと。
「(4月2日の発表は)脇に置いておいてください。以前の関税は価格そのものに織り込まれていません。」
ただタイミングが良くなかったのは事実で、4月2日の発表会と同じ日、トランプ政権から新たに発表になった関税の影響で、「Nintendo Switch 2」の予約受付日が米国で変更になることが決定しています。
関税や変化する市場状況の潜在的な影響を評価し(見極める)、後日、任天堂より予約開始日などのタイミングをお知らせするとのこと。
現時点で、新たに発表になった関税の混乱によって、米国でのSwitch 2の価格が変更になるかどうかは分かっていません。
また、バウザー氏はより大きくなった画面サイズやイチからつくり直したJoy-Con 2など、Switch 2の魅力を伝えたうえで、「これらすべての要素が価格の検討材料になるのです。」と述べたとのこと。
値上がりしたのは本体だけではなく、一部のSwitch 2向けゲームソフトも同様です。
本体と同時発売になる『マリオカート ワールド』は、日本ではダウンロード版が8,980円(税込)、パッケージ版が9,980円(税込)、米国では79.99ドルとなっており、『ドンキーコング バナンザ』ですと日本ではダウンロード版が7,980円(税込)、パッケージ版が8,980円(税込)、米国では$69.99で、Switchの標準的なソフトを比べると値上がりしています。
参考までに、米国ではSwitch向けの『マリオカート 8』の希望小売価格は59.99ドルとなっており、任天堂の多くのタイトルでも59.99ドルが標準価格になってます。
Switch 2でソフトの価格も上がった理由については、「各ゲームはユニークな体験だと考えています」と述べ、そのため価格もそれに応じて変動する可能性があるとのこと。
『Nintendo Switch 2 のひみつ展 (Nintendo Switch 2 Welcome Tour)』が無料ではなく有料で提供されるのも同じ理由で、それに見合ったものになるようです。
「このゲームの開発するにあたり、詰め込まれてきたのはミニゲーム体験の奥深さです。ともて奥深くて、繰り返し遊べます。そのため、プレイ体験の奥深さと機会を考慮した結果、9.99ドルという価格は妥当だと感じました。」
情報源:The Verge
© Nintendo