任天堂代表取締役で、『スーパーマリオブラザーズ』の生みの親として知られる宮本茂フェローが、2月1日に開催された経営方針説明会で今後の野望を語りました。
宮本さんは「Nintendo Switch」について、「究極の野望は1人1台。いずれはできると思っている。」と述べ、Switchを普及させたい考えを示しています。
以下、Wall Street Journalの記者Takashi MochizukiさんのTwitterより。
任天堂経営方針説明会、宮本さん:
Nintendo Laboが(社員から企画として出てきて)安心している。任天堂はテレビゲームの会社ではなく新しい遊びを提案する会社。任天堂にはああいうことをしたい人たちが沢山いて、そういう人たちが入社してきている。— Takashi Mochizuki (@mochi_wsj) 2018年2月1日
任天堂宮本さん:
-Nintendo Switch、「究極の野望は1人1台」
-Switchの最大の魅力、1つはローカル通信。皆で集まって試合ができる
-Switchの魅力を拡大・広めていくことで任天堂らしい新しい遊びのジャンルができれば他ゲーム機・スマホとのすみ分けは出来ると考える。— Takashi Mochizuki (@mochi_wsj) 2018年2月1日
任天堂宮本さん:
-映画作りとゲーム作りは違うと思っている
-映画を作るなら映画の専門家に作ってもらいたかった
-(イルミネーションの)クリスさんと何かやろうか、と話し合いを始めて持ってから2年以上たって本日の発表になった— Takashi Mochizuki (@mochi_wsj) 2018年2月1日
任天堂の君島社長は、2017年3 月期決算説明会で「家庭内に1台では足りないと感じられることもあるのではないかと思います。」と述べ、Nintendo SwitchをWii並みの普及規模にしたいと目標を語っていました。
Nintendo Switchの最終的な普及台数としてWiiと同等のところまで持っていきたいという趣旨の発言をしたことは事実です。
先ほどのプレゼンテーションでもご説明しましたが、Nintendo Switchは3月発売にもかかわらず、米国では当社が過去に発売したどのハードウェアよりも初速が良いということがありました。
ビデオゲームビジネスにおいては、勢いがあることをお客様に感じていただくことが大事であり、また、Nintendo Switchは、今後、間断なく有力ソフトウェアを発売できる準備ができていますので、この先1年間、計画通りに販売できれば、数字の上では、比較的Wiiに近づけるような勢いになっていけるのではと考えています。また、Nintendo Switchは、家庭用据置型テレビゲーム機でありながら持ち運べて、いつでもどこでも誰とでも遊ぶことができますので、家庭内に1台では足りないと感じられることもあるのではないかと思います。
このような点も考慮して、Nintendo SwitchはWii並みの普及規模にしたいと考えています。