『とっとこハム太郎』シリーズや『マリオ&ルイージRPG』シリーズなどの開発元として知られる「アルファドリーム」が、破産手続きを開始したことが明らかになりました。
負債は2018年3月末時点で約4億6500万円としています。
近年は収入が伸び悩むなか、人手不足もあり開発コスト増が業績を圧迫。
赤字経営が続き債務超過に至り、資金繰りにも行き詰まり今回の事態に至ったとのことです。
同社が最近開発に関わったタイトルは、iOS/Android向けとして2019年4月20日より配信開始となった『けだまのゴンじろー フィットエンドラン』です。
2018年12月27日に発売された3DS『マリオ&ルイージRPG3 DX』の開発にも関わっていました。
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(株)アルファドリーム(TDB企業コード:984272595、資本金9000万円、東京都渋谷区渋谷2-19-19、代表前川嘉彦氏)は、10月1日に東京地裁より破産手続き開始決定を受けた。
~中略~
当社は、1991年(平成3年)5月に内外装工事を目的に(株)メンテ友アンド愛の商号で設立。その後、2000年1月に商号を(株)アルファスターソフトに変更(同年7月に現商号)するとともにゲームソフトの企画・開発に業態を変更し、大手ゲーム機メーカーから携帯ゲーム機を中心としたゲームソフトの企画・開発を受託していた。ゲームソフト開発実績としては、マリオ&ルイージRPGシリーズや「とっとこハム太郎」のキャラクターゲーム(『4』以降)などの開発を手がけており、『マリオ&ルイージRPG3 DX』『とっとこハム太郎は~い!ハムちゃんずのハムハムチャレンジ!あつまれは~い!』などの代表作がある。開発は一部外注委託であるものの、自社社員が中心となって、開発力を強みにシリーズ作をコンスタントに受託し、2014年3月期には年収入高約3億円を計上していた。
出典:帝国データバンク