韓国ではこれまでも度々、Nintendo Switch本体が品薄状態になっていると報じられてきました。
3月20日に発売された『あつまれ どうぶつの森』発売以降、さらに品薄は加速しており、これを悪用した販売詐欺が急増しているようです。
詐欺の手法としては、新型コロナウイルス感染拡大によりマスクが品薄になった際に起きたマスクの販売詐欺と似ています。
今回の事件の被害者らは、オンライン・コミュニティで「Nintendo Switch あつまれ どうぶつの森エディション」を販売するという偽の広告が記載されたURLをクリックし、転送された偽の販売サイトで購入したことで被害を受けたとのこと。
偽の販売サイトは「どうぶつの森」関連のアクセサリーなどを専門的に販売しているかのように作られていて、通信販売業としての届け出がされていないサイトでした。
このサイトから購入した被害者らは、現金振込のみ可能だという点を怪しんだものの、販売店での購入が難しいことから代金を振り込んでしまい、詐欺にあってしまったようです。
「今回の事件は全国単位で被害者が続出している」「被害総額も当初判明した524万ウォン(約46万円)の数倍になるだろう」などと被害を受けた人たちは述べており、先月23日の時点で、この事件の被害者は40~50人に達した事が判明しています。
韓国での「あつまれ どうぶつの森エディション」の定価は36万ウォンですが、「中古ナラ」など中古品取引サイトではそれ以上の価格で取引されてます。
警察関係者は、「本来30万ウォン台中盤で販売されるゲームが70万ウォンから高ければ90万ウォンで転売されている事が分かっている」「オンライン詐欺の特性上、ひとつの口座に集まる様になるのだが、犯罪に利用された口座が開設された地域に事件が移管され、今まさに捜査に入った状況」と述べ、犯罪に利用された口座に対する捜索礼状を申請するなど、今も捜査を進めているとのことです。
情報源:ファイナンシャルニュースジャパン
韓国で大人気の「どうぶつの森」、販売詐欺急増 https://t.co/rZx1k24LuE
— fnnewsjp (@fnnewsjp) 2020年5月8日