Nintendo Switchは、本体のスペースを減らして携帯性を高めるため、PS4のようなディスクではなくゲームカードを採用しています。
Nintendo Switchのゲームカードは、最大32GBのデータを保持できます。
この容量は、最大50GBのデータを保持できるソニーのPS4やマイクロソフトのXbox Oneなどライバルゲーム機のディスクと比較すると少ないです。
任天堂は2018年の後半に64GBのカードをパートナー開発者が利用できるようにする計画を立てていましたが、技術的な問題(品質を保証するため)のため2019年に延期になると関係者に話しています。
この延期は、一部のソフトウェアメーカー(特に大きなデータ量を持つゲームを頻繁にリリースする米国のパブリッシャー)を失望させました。
一部のパブリッシャーは、「リリーススケジュールをどうしようか。」「64GBのカードが完成するまでSwitch用の大型ゲームをリリースするのを待つかもしれない。」と嘆いています。
ただ、このような延期はSwitchにとって大きな影響にはならず、「2018年は任天堂にとって今年見たものよりも優れた一年になる。」と指摘するゲーム業界コンサルタントの声もあるようです。
以下、Wall Street Journalの記者Takashi MochizukiさんのTwitterより。
来年もまだですが再来年の話題です。Nintendo Switch用の64GBゲームカード供給が19年にずれ込む見込みで、それを当てにしていた一部サードさんはリリーススケジュールをどうしようとなっている、という話。データサイズが大きければいいゲームなのか、という点はありますが。https://t.co/rd32J3PUfX
— Takashi Mochizuki (@mochi_wsj) 2017年12月27日
なお、任天堂の主力ソフトである『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』、『スーパーマリオオデッセイ』、『ゼノブレイド2』などは容量が16GB以下であり、大作ソフトでも16GB以下の容量でリリースできるソフトは増えてきています。
※上記のようなソフトは、任天堂の技術によってうまく圧縮しているという話しも聞きます。
また、一部の外部の開発者は、64GBのカードが利用可能であるかどうかにかかわらず、任天堂のゲーム機はデータ重いタイトルに適していない可能性があると話しています。
ニンテンドースイッチ、大容量ゲームカードの投入が19年に延期 https://t.co/vJLAHMrU9L
— ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 (@WSJJapan) 2017年12月27日