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任天堂・君島達己社長「(究極の野望は1人1台という発言について) 1人1台のハードルはまだまだ高いです。でも、可能性としてはあることはあると思います。」

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任天堂の君島達己社長がダイヤモンド・オンラインの取材に応じ、Nintendo Switchや3DS、モバイル展開など、さまざまなことについて話しました。

今回は後編のインタビューになります。
昨日公開された前編のインタビューはこちらから見れるので、見ていない方は先にチェックしておきましょう。

以下、ダイヤモンド・オンラインより簡単に抜粋です。

任天堂代表取締役で、『スーパーマリオブラザーズ』の生みの親として知られる宮本茂フェローが、2月1日に開催された経営方針説明会で「(Nintendo Switchの) 究極の野望は1人1台。いずれはできると思っている。」と述べ、Switchを普及させたい考えを示しました。
この発言について聞かれた君島社長は、次のように語っています。

――「ニンテンドースイッチ」について、任天堂の代表取締役フェローの宮本茂さん(スーパーマリオの生みの親)が、「究極の野望は1人1台」と発言しました。これは、カジュアルユーザーに舵を切るという宣言ですか。

いやぁ、話としてはすごく立派なんですが、スイッチって1台3万円しますからね。1人1台のハードルはまだまだ高いです。

でも、可能性としてはあることはあると思いますよ。お客さんのなかには「このゲームは1人1台必要だ」という方もいて頼もしいです。そもそもハードとしては、1人1台で遊べるようになっていますから。

ハードとしては1人1台で遊べるようになっているものの、1人1台のハードルはまだまだ高いとのこと。
2年目、3年目の売上をみていかないと判断するのは難しいでしょうね。

「Wii」が6年間に販売した1億台という数字を超えるかどうかについては、次のように話しています。

――スイッチは3月末までに累計1700万台を超える見込みです。君島社長は、来期は年間2000万台を目指すと発言しています。Wiiは6年間で累計が1億台でした。それを超えるハードになりますか。

スイッチはWiiと遊び方が違います。Wiiは1家庭に1台だったのにあれだけ普及しました。今のところスイッチはWiiと同じようなペースで普及していますが、もし1人1台くらいまでの方向になれば、これはまったく違う増え方になるでしょうね。

現時点では「Wii」と同じペースで普及しているようですが、1億台を超えるかどうかについては君島社長は言及しませんでした。

また、中国市場の参入について君島社長は次のように述べています。

――世界のゲーム市場は中国の存在が大きくなっていますが、任天堂はまだ中国に参入していません。スイッチの普及のためにも、中国参入は外せないのでは。

中国ではあれだけの人がいるので、われわれの遊びを届けたいのはやまやまなんですが。でも、ざっくりいえば、基本的に中国はゲーム機の輸入は禁止されていますよね。

中国の規制に適合すれば現地に持っていけるのですが、われわれは、日米欧と同じスイッチで、みなさんが遊んでくれているような楽しみ方、それと同じような遊び方で中国の人にも遊んでもらいたい。

それが(中国の規制に適合させようとして)中身が変わると、もはやスイッチではなくなってしまう。つまり、今のスイッチのままで輸入してもらえるのかどうかというのがハードルです。

――中国はPCゲームが中心の市場ですが、任天堂としては、今のスイッチのハードとソフト一体でやりたいということですか。

できたらそうしたいのですが。

2017年12月1日に、他の地域に遅れる形で韓国と台湾で「Nintendo Switch」が発売されました。

しかし、中国市場ではまだSwitchは発売されていません。
中国市場への参入は規制の問題もあり簡単にはいかないようです。

そして、ニンテンドー3DSの今後と、携帯ゲーム機のようなカテゴリーの後継機が発売される可能性についても君島社長は言及しています。

――スイッチは持ち運びもできます。いまの「ニンテンドー3DS」のような携帯型ゲーム機のカテゴリーはどうなりますか。後継機は考えているでしょうか。

3DSは、実は売れています。スイッチを上方修正したのが目立っていますが、3DSのハードも数は少ないですが上方修正しました。

つまり、スイッチが出ても3DSが欲しいというお客さんはまだまだいてニーズがあるということなので、そこに向けて今後どういうものが提供できるのかは引き続き検討したいです。

ただ一方で、スイッチがこれから広がっていって1人1台のような状況になったら「携帯型ゲーム機っているの?」という話になる可能性もあるので、そこは見極めていきたいですね。ただ今のところは、3DSは上方修正するくらい売れていますから、まだそれを決める必要はありません。

Switchの陰に隠れる形ではありますが、3DSは3DSで順調に売れているようです。
「上方修正するくらい売れていますから、まだそれを決める必要はありません。」と述べているので、もし後継機が登場したとしてもしばらくは先の話になりそうです。

ほかさまざまなことを話しているので、ダイヤモンドオンラインからインタビュー全文をチェックしてみてください。

情報源:ダイヤモンド・オンライン