ゲーム情報誌「週刊ファミ通」の編集長を務めたGzブレインの浜村弘一社長が1月2日、2017年を振り返る形で、任天堂のスマートフォン戦略について話しました。
――なぜ任天堂のスマホゲームは世界的に人気なのか。
任天堂のゲームは、世界共通のIPだからです。ゲームの世界では、地域ごとにゲームの内容を調整する「ローカライズ」という考えがあります。任天堂にも聞いたことがあるのですが、ローカライズの概念がないというのです。世界共通で受け入れられるものを作っているので、地域ごとに合わせる必要がないと言っていました。なぜそれを任天堂だけができるかといえば、彼らがずっと「ファミリー」にこだわったからでしょう。他社のように過激なことはしませんし、時流に流されないことをやってきましたからできるのだと思います。
任天堂がスマートフォン市場で成功している理由について浜村弘一氏は、次のように述べました。
・任天堂のゲームは世界共通のIPだから。
・世界に受け入れられるものを作っているため、ローカライズ(外国の言語に対応すること)の概念がない。
・流行に流されずに「ファミリー」にこだわってやってきたから。
・流行に流されないのは、(任天堂の本社が)東京ではなく京都という場所も関係しているかも。
・『どうぶつの森』は課金を意図的に抑えていて、低課金でたくさんの人にお金を出してもらうから。
・低課金でできるのは、任天堂のIPがワールドワイドで認知されているから。日本だけがターゲットではないので、他のスマホゲームと違って安くできる。
・世界中で遊んでもらえばゲーム機への良い”送客”にもなるので低課金にできる。
・低課金を目指して多くの人に課金したい戦略は、故・岩田聡社長の時代から言っていたこと。
上記の挙げたのは一部のみですが、こうしたことが任天堂のスマホゲームが人気の要因のようです。
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情報源:まんたんウェブ