ファミコンカセットの上部に2つの穴があいていた理由が判明!

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初期のファミコンカセットの上部には、2つの穴があいていました。
カセットによって穴がなかったり、穴の位置が違うなどいろいろなタイプのものがあり、必ずしも上部に穴が必要というわけではなかったようです。

出典:ゴゴ通信

ではどうしてこんな穴が付いているのか?
「そういうもんだ。」と思って、疑問にすら思ったことがない人が多いかもしれません。

しかし、気になる人は気になるようです。
Yahoo知恵袋など、インターネットで調べてみるといくつか質問を見つけることができました。

初代ファミコンのカセットの上面左右にある、四角い穴はなんのために空いていますか? – Yahoo!知恵袋
ファミコンのカセット上部の穴(くぼみ)はどういう意味なんですか? – Yahoo!知恵袋
大体のファミコンカセットの(バンダイ、コナミなど以外)左右の上部にあった四角い穴はなんなんでしょう? – Yahoo!知恵袋

「放熱用の穴」、「カセットを製造する作業工程上必要な穴」、「ストラップの穴のように紐を通していた」など、さまざまな回答や説がありました。
では本当の理由は何なのでしょうか?

ゴゴ通信がその真相を知るため、任天堂に取材を行ってくれたようです。
以下、ゴゴ通信より。

編集部 カセットの上部に穴が空いていたと思うんですけど、どういった意味があるかわかりますか?
任天堂 はい、実はあれはただのデザインなんです。
編集部 え、放熱とか組み立てるときに出来る穴とはではなく?
任天堂 そうです全くのデザインなんです。
編集部 アイレムさんのカセットは前と後ろに穴が空いてますがあれもデザインでしょうか。
任天堂 そうです、同様にデザインです。

ただの「デザイン」というのが任天堂からの回答だったようです。
特に意味のある理由はなかったんですね・・・。

何はともあれ、長年のファミコンの疑問の一つが解決されたことになりますね!

ちなみに、ファミコンカセットといえば『スペランカー』の赤いランプが有名です。
カセットにLEDランプが付いていて、ゲームプレイ時に赤く光るのは何だかオシャレでした。
2012年に掲載された4gamerのインタビューで、開発者のスコット津村さんがランプが付いていた理由について下記のように説明していました。

4Gamer:
スペランカーといえば,個人的にはほかにも,LEDがついたカートリッジが印象に残っていたりします。

スコット氏:
よくぞ聞いてくれました! 実はあれも僕の思いつきなんです。

4Gamer:
なんと。スコットさんが発案者でしたか。

スコット氏:
ファミコンって,電源を入れてもオンオフがわからないでしょ。電源が入っているのにカセットを抜いてしまうことがよくあったので,LEDでそれが分かるようにしたかったんです。
ところが,カートリッジに穴を開けてLEDを仕込むなんて手間がかかりますから,任天堂さんに嫌がられてしまったんですよね。

4Gamer:
それはそうですよね……。なぜOKが出たんですか?

スコット氏:
実は「スパルタンX」が原因なんです。

4Gamer:
もう慣れましたが,また予想外の名前が出てきましたね(笑)。どういうことでしょうか。

スコット氏:
あれのアーケード版はアイレムが作りましたが,ファミコン版は任天堂から発売されましたよね。本当は,僕はアイレムのファミコンソフトの第1弾をスパルタンXにしたかったんですけど,当時,任天堂の宮本さん(現・任天堂専務取締役情報開発本部長 宮本 茂氏)もどうしてもスパルタンXをやりたいといって,アイレムと交渉していたんです。
そんなこんなの交渉中に,上層部の人が親会社のナナオの社長に直談判して,僕らになんの相談もなく(任天堂がファミコンでスパルタンXを出すことの)OKが出てしまったんですよ。僕はそれに怒ってね。それが任天堂への「貸し」になって,LEDカートリッジを出させてもらえることになったんです。

こうしたカセットにまつわる様々なエピソードを知れるのも面白いものですね。


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