TSUTAYAで加盟店にゲームソフトの商品提案をしているマーチャンダイザー(MD)の松尾武人さんによる、ヒット解析が2018年1月2日に公開されました。
今回は特別編となり、年間ランキング(2017年1月1日~12月17日)を基に2017年のゲーム市場を振り返っています。
17年を振り返ってみると、まさに「ニンテンドースイッチに始まり、ニンテンドースイッチに終わる」の一言に尽きます。ハードの売り上げが前年比160%に達したことをみてもそのすさまじさがうかがえます。「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」(任天堂)で最初にゲーマー層を取り込めたのも好印象で、その後任天堂が得意なファミリー層も獲得してオールターゲットのハードになりました。
◇ゲームソフトTSUTAYA年間ランキング(2017年1月1日~12月17日)
1位 モンスターハンターダブルクロス(3DS)
2位 ドラゴンクエストXI(3DS)
3位 ドラゴンクエストXI(PS4)
4位 スプラトゥーン2(NS)
5位 スーパーマリオ オデッセイ(NS)
6位 ポケットモンスター ウルトラサン(3DS)
7位 ポケットモンスター ウルトラムーン(3DS)
8位 マリオカート8 デラックス(NS)
9位 ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド(NS)
10位 バイオハザード7(PS4)
情報源:まんたんウェブ
TSUTAYAでは、2017年は「Nintendo Switch」が大人気となったようで、ハードの売り上げが前年比160%に達しました。
『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』で最初にゲーマー層を取り込み、続いて任天堂が得意なファミリー層も獲得して、幅広いユーザーから支持を得たとのこと。
2018年も引き続き、「Nintendo Switch」が好調をキープすると予想されています。
また、2機種で発売された『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』については次のように述べられています。
年間ランキングのトップは「モンスターハンターダブルクロス」(3DS、カプコン)。初動は前作に及ばなかったものの、じわじわとロングヒット。結果的に年間トップに輝きました。続いたのは「ドラゴンクエストXI」(スクウェア・エニックス)の3DS版とPS4版。両バージョンの売り上げを足すとトップの2倍近い数になっているのはさすが国民的タイトルですね。
「ドラゴンクエストXI」でいえば、2機種で発売したのは素晴らしい決断だったと思います。ゲーマーなら複数のゲーム機を持つのが当然だった時代も今は昔。1人あたりの所有ハード数が減っている中でファミリーに強い3DSだけでなく、ゲーマーとして最もアクティブな20代に向けてPS4でも出したのは英断だったといえるでしょう。
情報源:まんたんウェブ
2機種同時発売は英断だったと賞賛され、両バージョンの売り上げを足すとトップの2倍近い数になったようです。