任天堂の最新ハードである「Nintendo Switch 2」が、2025年6月5日から発売開始になりました。
世界累計販売台数が発売から約2ヵ月で早くも600万台を突破し、発売から2か月以上経過した現在も国内では品薄状態が続いているなど、大きな反響を見せています。
そんな「Nintendo Switch 2」では、新たな仕組みとして多くのパッケージソフトにキーカードが採用されています。
▼キーカードとは?
『キーカード』は、ROMカートリッジの中にはゲームデータは入っておらず、ソフトを起動するための「キー(鍵)」のみが保存されたSwitch 2用ゲームカードのこと。
はじめてゲームをプレイする際に、インターネットを通じてソフト本編のデータをダウンロードすることで遊ぶことができます。
パッケージの表面に、「キーカード」の記載がある商品が対象。

情報源:任天堂公式サイト
任天堂が発売するソフトでは、『キーカード』の対象ではないソフトが中心となってますが、サードパーティ(任天堂以外)の多くのタイトルは「キーカード」での提供になります。
2025年10月30日に発売予定のHD-2D版『ドラゴンクエストI&II』のNintendo Switch 2パッケージも、「キーカード」での提供を予定しているとのこと。
【スクウェア・エニックス e-STORE】
~Switch 2版~
■『ドラゴンクエストI&II』通常版
■『ドラゴンクエストI&II』勇者ロトの子孫セット
■『ドラゴンクエストI&II』キャラクターコンプリートセット
なぜNintendo Switch 2のROMではこのような形式を採用したのか疑問に思っている方も多いでしょう。
そんな方のために、ファミ通.comが任天堂に対して取材を行いました。
任天堂の担当担当者はそれに対して次のように回答したとのこと。
任天堂・担当
ゲームキーカードは、お客様にゲームを届ける新しい方法のひとつです。初めてプレイする際にインターネットに接続してソフトを遊ぶためのデータをダウンロードする必要がありますが、2回目以降はキーカードを本体に差し込んでいただければ、インターネット接続がない環境でもプレイいただけます。
情報源:ファミ通.com
任天堂の担当者によると、『ゲームキーカード』はお客様にゲームを届ける新しい方法のひとつになるということです。
仕様についての説明のみであり、キーカードを採用した具体的な理由については今回の取材で言及されませんでした。
なお、ファミ通.comの記事ではSwitch 2の『キーカード』についてだけではなく、ゲームソフト9600本超を保存、利用提供も行う国立国会図書館へもお話をうかがっています。
国立国会図書館ではどのようなゲームを保存しているのかについてよく分かる内容になってますので、ゲームを保存する組織・機関について興味のある方はチェックしてみると良いでしょう。
ちなみに、国立国会図書館では『キーカード』という形式のソフトについては収集・保存の対象にはならないとのこと。
また、ダウンロード専売のものについても現時点で収蔵の対象外に。
ゲームの場合は物理的に存在するパッケージ版のみが収集・保存の対象になるそうです。