今年3月3日に発売された任天堂の新型ゲーム機「Nintendo Switch」ですが、発売から9カ月がたつ現在も品薄状態が続いています。
クリスマスを控える中、インターネットの競売サイトでは中古品が新品より1割以上高い金額で取引されるなど、中古品価格が新品を上回っています。
インターネットオークション比較サイト運営の「オークファン」は、競売サイト「ヤフオク!」のスイッチの平均落札額は12月上旬時点で3万7000円前後だと言います。
これは、新品価格(3万2378円)と比較すると、14%も高い値段になります。
家電量販店などでも品薄状態が続いています。
ヨドバシカメラ新宿西口本店の担当者は、「定期的に入荷はしているが、すぐ完売する。最近では子供のクリスマスプレゼント向けに問い合わせが増えている」とSwitchの品薄問題について話しました。
ゲーム情報誌「ファミ通」を発行するGzブレインの浜村弘一社長は、「マリオシリーズの最新作など注目タイトルを相次ぎ発売していることに加え、ゲーム内容にあわせて振動するコントローラーなどが支持されている」と指摘し、「来年も人気が続きそうだ」と品薄の理由を説明しました。
任天堂は最近のリリースで、「12月は国内向けにこれまで以上の出荷を計画しており、さらに多くのお客様にお買い求めいただけるよう努めてまいります。」とアナウンスしています。
少しでも多くの方が定価で購入できるようになると良いですね。
情報源:日本経済新聞