2017年3月3日に発売された任天堂の新型ゲーム機「Nintendo Switch」ですが、未だに本体の品薄が続いています。
新品だけではなく、なかなか中古も入ってこない状態とのこと。
7月~8月は6月よりも多くの本体を出荷し、秋以降も生産体制を更に強化すると任天堂が発表していますが、品薄が解消されるのはいつになるのでしょうか。
そんな中、ガジェット通信が秋葉原にある中古ショップ「おたちゅう秋葉原店」協力のもと、中古買取・販売市場側の視点から“Switch争奪戦”の様子を記事にしてくれました。
以下、ガジェット通信より。
※ガジェット通信の記事は転売を推奨するものではありません。
秋葉原の中古ショップに聞く市場の流れ
おたちゅう秋葉原店:「4月~5月から徐々に白熱していった感じですね。また、4月13日の『スプラトゥーン2』発売日決定のニュース、4月28日に発売した『マリオカート8 デラックス』がヒットしたことも市場に大きな影響を与えました」と店長の鈴木さん。『マリオカート8 デラックス』に関してはソフト自体の面白さはもちろん、『YouTube』や『ニコニコ動画』などで実況・生放送が盛り上がったことも大きかったという。
やがて6月に入ると品薄状態が深刻化。本体セットの買取価格は3万6000円から3万9000円へ上昇した。この頃から、おたちゅう秋葉原店の『Twitter』では毎日のように買取価格に関するツイートが行われている。
争奪戦は4月~5月頃から徐々に白熱していったようです。
そして6月に入ると品薄状態が深刻化したそう。
参考までにメディアクリエイト調べによるSwitch本体の販売ランキングです。
5月8日頃から出荷台数が一気に減ったのが分かり、これも間違いなく品薄状態の原因となったと言えるでしょう。
期間 | 販売台数 |
---|---|
2017年3月3日~3月5日 | 329,152台 |
2017年3月6日~3月12日 | 61,998台 |
2017年3月13日~3月19日 | 49,913台 |
2017年3月20日~3月26日 | 78,441台 |
2017年3月27日~4月2日 | 45,509台 |
2017年4月3日~4月9日 | 41,193台 |
2017年4月10日~4月16日 | 45,673台 |
2017年4月17日~4月23日 | 48,694台 |
2017年4月24日~4月30日 | 76,679台 |
2017年5月1日~5月7日 | 47,911台 |
2017年5月8日~5月14日 | 24,712台 |
2017年5月15日~5月21日 | 26,114台 |
2017年5月22日~5月28日 | 27,146台 |
2017年5月29日~6月4日 | 23,524台 |
2017年6月5日~6月11日 | 27,291台 |
2017年6月12日~6月18日 | 37,709台 |
2017年6月19日~6月25日 | 22,361台 |
2017年6月26日~7月2日 | 25,805台 |
2017年7月3日~7月9日 | 26,256台 |
2017年7月10日~7月16日 | 31,906台 |
2017年7月17日~7月23日 | 98,999台 |
2017年7月24日~7月30日 | 89,314台 |
2017年7月31日~8月6日 | 61,933台 |
2017年8月7日~8月13日 | 87,798台 |
そして、7月21日に発売された『スプラトゥーン2』の発売日が近づくにつれて、需要はさらに高まっていったとのこと。
7月21日頃には約4万2000円での買取が行われたそうです。
定価よりも1万円近く買い取り金額が高いという異常事態です。
そして最終的な最高買取額は4万9000円となった。日によっては買取多数のため赤字になった日もあるという。しかし、夏休みが徐々に近づいたこともあり、市場の需要は止まらなかった。同時に中古ショップ同士の入荷争奪戦も激化しており、近隣ショップとの我慢比べが起こっていたという。
ネット上でも頻繁に店舗の買取価格の情報が取り上げられ、限界まで買取額を上げていたおたちゅう秋葉原店。当然、人気は集中した。それゆえに、周りの店舗から意識・対抗されていることを強く感じたという。「とある店舗さんとはとにかく意地の張り合いでしたね。おそらく向こうもそう思っていたでしょう(鈴木さん)」。店舗同士の駆け引きも沢山あったようだ。
ただ、8月の第1週目くらいから買取価格も徐々に下がっていったそうです。
おたちゅう秋葉原店ではSwitchに関する問い合わせも減り、買取価格が3万6000円まで下がりました。
8月に入って、任天堂の出荷量の増産効果が徐々に出ている感じです。
今後の市場予想について尋ねると、鈴木さんは「ちょうど悩んでる時期なんです」と回答。「国内の需要は満たされ始めていますが、アジアを中心とした海外からの需要があります。ピークは過ぎましたが、今後も市場を見ていきたいですね」。
需要と供給のバランスに最も敏感であろう中古ショップ。買取価格の下落は、そのままユーザーの需要が満たされたことに直結するため、近い将来“switch争奪戦”は終結を迎えると考えられる。とはいっても筆者はまだ入手できていない。なんでだろう。
近い将来“Switch争奪戦”は終結を迎える。と締めくくられています。
品薄は解消されるのか?
現在は徐々に落ち着いてきているものの、まだまだ本格的な品薄解消とはいかないと思います。
8月25日に『モンスターハンターダブルクロス Nintendo Switch Ver.』が、9月22日に『ポッ拳 POKKÉN TOURNAMENT DX』が、9月28日に『ファイアーエムブレム無双』が、10月27日に『スーパーマリオ オデッセイ』が発売される予定です。
ビックタイトルの発売が控えてますから、年内いっぱいは今ほどではないにせよ、品薄状態が続いていく可能性は高いと思われるでしょう。
秋以降に生産体制を更に強化するそうなので、その強化次第では・・といった感じになるかもしれません。
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