任天堂は26日、今期(2017年3月期)の営業利益予想(決算短信等の資料)を公開しました。
営業利益については、2016年度 第77期 (2017年3月期)の資料を参考にしてください。
そして同日、任天堂の君島達己社長が関係者向けに会見を開きました。
■君島達己とは?
君島達己氏は、任天堂社長だった岩田聡がお亡くなりになった後、2015年9月16日付けで任天堂の第5代代表取締役社長に就任しました。
これからの任天堂を社長として支えていく人物です。
君島達己社長の会見
君島達己社長は会見で、「今期のスイッチの想定出荷台数は200万台」と明らかに。
さらに、スイッチについて「非常に面白い新しいものができたと思っているし、皆さんにも受け入れられると思っている」と続けました。
価格については「赤字では売らない」とした上で、顧客からの期待を考慮すると話しました。
「スイッチは3DSとは異なるもの」というコメントも出し、今後も3DS向けのソフトを開発していくとのことです。
情報源:任天堂:ポケモンGO、円高に勝てず-営業利益予想を下方修正
■Wall Street JournalのTakashi MochizukiさんのTwitterより
ニンテンドースイッチは3DSとかぶるのでは、という質問に社長の君島さんは(完全にその姿がお披露目された暁には)3DSとは違うということをご理解してもらえる、と発言。
— Takashi Mochizuki (@mochi_wsj) 2016年10月26日
ニンテンドースイッチ、価格については前からおっしゃっていることとさして変わらず。赤字では売らない一方で、お客様が求めている価格帯については意識をしていく、と。
— Takashi Mochizuki (@mochi_wsj) 2016年10月26日
君島さん、スマートデバイスゲームの位置づけについて聞かれ、しっかりとやっていくが、コンソールとソフトをセットにしたビジネスが大切であるのは変わらない、と。
— Takashi Mochizuki (@mochi_wsj) 2016年10月26日
当然っちゃ当然、でも今日の会見中では「体験してもらえる場所なども〜」とおっしゃってました。スイッチ発売前に実際に遊べる機会、提供されそうですね。
— Takashi Mochizuki (@mochi_wsj) 2016年10月26日
任天堂君島さん、会見を通しての印象はとても穏やかで親切な方。よく笑顔を見せてくれます。お孫さんについて以前触れてましたが、そういう「おじいちゃん」感が垣間見えるというか。終わらない質問攻撃に対してもしっかり最後までかなり丁寧に対応されます。岩田さんも素敵でしたが君島さんも素敵。
— Takashi Mochizuki (@mochi_wsj) 2016年10月26日
・出荷台数について
WiiやWiiUは十分な数を出荷したとは言いづらく、予約してないと発売日に入手するのは難しかったです。
特にWiiはWiiリモコンブームもあり、発売日からしばらくは在庫切れが続き、オークション等での転売も目立っていました。
ニンテンドースイッチは予約争奪戦にならないくらい、十分な数を出荷して欲しい所です。
・価格について
価格については、赤字になるような価格では売らないと述べていました。
ゲーム機はソフトの売り上げがメインです。
その為、ハードは1台売れるごとに赤字になる価格で販売されることがあります。
ハード売り上げで赤字になっても、それでハードの売り上げ数を伸ばして、ソフトの売り上げアップに繋げれば黒字になるわけですから。
でも発売時の価格は「赤字にはならない価格」での販売を考えているようです。
ただ、顧客からの期待を考慮するというコメントもあります。
ここでWiiとWiiUの発売時の価格を見てみましょう。
■Wii
希望小売価格:25000円(税込)
■WiiU プレミアムセット
希望小売価格:30000円(税別)
■WiiU ベーシックセット
希望小売価格:25000円(税別)
これを見ると、25000円~30000円くらいが皆さんが納得できる価格ではないでしょうか。
任天堂のゲーム機はファミリー層向けでもあります。
あまりに高いとファミリー層に目を向けてもらえないので、25000円~30000円前後の価格がベストだと思います。