ゲオ購買流通部 商品購買課(ゲームバイヤー)の武藤崇史氏と、海津祐樹氏のインタビューがインサイドに掲載されています。
今回は2017年を振り返る形で、『Switch』や『ドラクエXI』などのヒット作を中心に述べ、2018年の展望についても語っています。
以下、インサイドより一部抜粋です。
<Switchについて>
・2018年はニンテンドースイッチが全体を席巻したという印象。
ニンテンドースイッチの動きはWiiに匹敵していて、一般のユーザーにも受け入れられていると思う。
・最も需要と供給のバランスが崩れたのは『スプラトゥーン2』の発売時で、発売前後では抽選ですらものすごい倍率になった。
10月頃から徐々に供給も増えてきて、12月現在は売り場でちらほらと見かける状態になってきた。
年末&お正月商戦が終わった2018年1月末頃から、Switch本体が店頭に並び始めてくると予想。
・『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』が予想を遥かに超える出来で、スタート時点での伸びがあった。ソフト単体としては『スプラトゥーン2』が強かった。
・Switch本体の中古は、出てもすぐに売り切れる状態だった。
ソフトに関しても集まらない状態だったようですが、『マリオオデッセイ』が発売されるタイミングで少しずつ買取が増えてきたみたいです。
ただ、『マリオオデッセイ』で本体を買った人が中古で他のゲームも買うという逆の流れもあったので、入っては出てを繰り返していたとのこと。
・梅津さんは1年間の販売想定を200万台と予想。しかし、取材日時点ですでに300万台目前となっていて、想定を大きく超えてきた。
・3DSは現状では想定よりも下回っている。
ニンテンドースイッチの需要が高まるほど3DSの需要が落ちていくという傾向にある。
ただ、7月に発売した「New 2DS LL」は買い替え需要とドラクエ11効果で予想以上に売れた。
・「Joy-Con」は7千円近くするので売れないかなと思っていたが、想定以上に売れた。
『ARMS』を例にあげると、Joy-Conが2セットなければ対戦もままならないということで購入した方が多かったとのこと。
Switchは過去のハードと比べると、据え置き機として考えれば本体自体の値段が安いので、周辺機器の売り上げに繋がっている。
・2018年は、『スプラトゥーン』のような任天堂ならではの新規タイトルに期待したい。
<ミニスーファミについて>
・2017年10月5日に発売した「ミニスーファミ」は、初回入荷分が1日で完売。
10月と11月の2ヵ月でゲオにおけるミニファミコンの累計販売に匹敵する数量を供給することができた。
・ミニスーファミの新品は、既に売り場には供給されている状況。
中古市場も数があるわけではないが、ミニファミコンよりは探しやすい。
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<ドラクエ11について>
・メーカーやゲオでは「3DS版」のほうが6:4くらいの割合を予想していたが、ゲオではほぼ5:5(新品)の比率だった。
PS4版が予想以上に売れた。
・攻略本も入荷したが、PS4版のほうが思った以上に出た。
・中古の方は「PS4版」と「3DS版」で2:1といったところ。明確にPS4版のほうが出回っている。
すれちがい通信を使った「時渡りの迷宮」があるので、3DS版の中古に出回りにくいそう。
・ドラクエ効果もあり、New 2DS LLは好調で予想以上に売れた。
PS4に関しては、6月のボーナス商戦のタイミングから本体の牽引があった。
他、Nintendo Switchを中心にいろいろなことを語っているので、公式サイトからインタビュー全文をチェックしてみてください。
情報源:インサイド